DTM関連用語集 は行

パーカッション

打楽器全般のことを指す。
その意味ではドラムもパーカッションに含まれるが、多くの場合は分けて使用される。

打楽器全般がパーカッションに分類されるので、種類は非常に多い。
特に民族系の楽器には打楽器が多い。
よく使われるものはコンガ、ボンゴ、シェイカー、マラカス、カウベル、タンバリン、ティンパニ、ウィンドチャイムなど。

また鉄琴や木琴なども打撃により音を鳴らすので打楽器になるが、ピアノのように音階を鳴らすことが出来るものはクロマチックパーカッション(鍵盤打楽器)と呼ばれる。

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ハーモニー

2つ以上の音が同時に演奏されるとき、それぞれの音が調和した響きとなること。
またコードのことを指してこう呼ぶ。
音楽の三大要素のひとつ。

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ハーモニックマイナースケール

マイナースケールのひとつ。
詳しくは→マイナースケール

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ハード音源(ハードおんげん)

ハードウェアMIDI音源のこと。
昔は音源はハードしかなかったが、ソフト音源が登場し、両者を区別するためにこのように呼ばれるようになった。

現在のDTM界隈ではソフト音源が人気となっているが、ハード音源は

  • 電源を投入するだけで即座に使用可能
  • 音色の読み込みが早く、一瞬で切り替えが可能
  • 絶対的な安定性
  • パソコンなど他のハードウェアが不要

といった具合に、ソフト音源に比べていくつかの優位性がある。
特にライブではかなりの割合でハード音源が使用される。

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ハードディスク

パソコンの装置のひとつで、様々なファイルやデータを保存する記憶装置。
WindowsなどのOS自身もハードディスクに保存されており、パソコンの電源を入れるとハードディスクから必要なデータがメモリ上に読み込まれてOSが起動する。
DTMでは、大容量のサンプルライブラリなどを持つソフトを使用するなら出来るだけ高速で大容量のハードディスクを使用することが望ましい。

その名の通り、分解してみると中にはCDみたいなディスクが入っている。
CDと同じように中のディスクが回転してデータを読み込む方式なので高速化には限界がある。
SSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれるものは物理的に駆動する部分がないため、高速なデータ転送が可能。
しかし大容量のSSDはまだ高く、信頼性もハードディスクに比べるといまひとつとのうわさもある。
※注 最近の製品は信頼性はむしろハードディスクよりも上である、との見解が一般的。
どちらにしてもすごく速いので魅力的なのは間違いない。

DTMでは、音源のサンプルライブラリや録音したオーディオデータの保存にはそれ専用のハードディスクを用意するのが望ましい。
他のデータ(OSなど)と同じドライブにすると断片化しやすくなったり、処理が追いつかず音とびなどの原因となったりすることがある。

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ハードディスクストリーミング

通常ソフトシンセは音色データをメモリに読み込み、そこから発音する。
この方法では数GBクラスの大容量のサンプルライブラリを持つソフトシンセの場合、メモリ容量がいくらあっても足りないという問題が起きる。
この問題を解決するために、ハードディスクから直接データを読み込む技術がハードディスクストリーミングである。
メモリに比べてハードディスクは読み込みが遅いため、メモリ上には音色のアタック部分(発音の最初の部分)などのごく小さなサンプルのみを読み込んでおき、残りの部分をハードディスクから読み込むことで遅延なく発音することが出来る。

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倍音(ばいおん)

ある音程を持つ音があるとき、その音程を基音という。
その音色には基音のみでなく、基音の整数倍の高さの音程を持つ音が含まれる。
これを倍音という。

例えばピアノの音色で「真ん中のド」の音があった場合、それには「一オクターブ上のド」の音も小さく含まれている。
さらに小さな音で「ニオクターブ上のド」、それよりもさらに小さな音で「三オクターブ上のド」…が含まれる、といった具合である。
基音に比べ倍音は音が小さいので基音がその音の音程として認識される。

自然界に存在する音色には必ず倍音が含まれているといっていい。
楽器の音色ごとに倍音成分に特徴があり、シンセサイザーでは倍音成分をシミュレートすることによって楽器の音色をシミュレートする。
サイン波はオシレーターによって作られる倍音を一切含まない音色である。

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バウンス

DAWで、任意のトラックやオーディオデータを新しいオーディオデータとして書き出すこと。
主にプラグインエフェクトを掛けた音を新たなオーディオデータにしたり、複数のトラックをまとめる用途などに使用される。
またミックス後の最終出力を2ミックスのオーディオデータにするときもバウンスという。

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波形(はけい)

通常目で見ることが出来ない音を、視覚的に確認できるようにしたもの。
オシロスコープなどの機材を使用するほか、DAWにオーディオファイルを読み込むと自動的に音が波形として表示される。
サイン波やノコギリ波などのオシレーターから出力される音は規則的な波形の形をしている。

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バス

1、「BASS」
低音パートのこと。
声楽におけるバス、楽器のコントラバス、バスクラリネットなど。
楽器のベースはバスの英語読み。

2、「BUS」
ミキサーなどで、複数の音声信号を一つにまとめるための回路。
グループともいう。
ひとつにまとめることで一つのフェーダーで複数の音の調整が出来たり、まとめてエフェクトを掛けたり出来る。
バスに信号を送るには各トラックの出力先をバスに設定するか、AUXなどの外部出力からバスに送る。

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パッド

シンセサイザーの音色の一つで、持続的な音を持つ音色のこと。
空間を埋めるために使用されることが多く、音色によって曲の雰囲気が変わってくる。
ストリングスをシミュレートした「シンセストリングス」や柔らかい音色の「ウォームパッド」など。
これらは発音から発音終了まで同じ音色が鳴るが、音色を連続的に変化させる「スウィープパッド」などもある。

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初音ミク

パソコンで音声合成し、歌唱させるソフト「VOCALOID2」の製品名、およびキャラクター。
その外見と歌声で一躍人気となり、VOCALOIDの代名詞的存在となった。
「2」があるなら当然「1」もあるのだが、「1」は一部のDTMer(DTMユーザー)や、スタジオの仮歌程度にしか使われなかった。
もともとVOCALOID自体が仮歌にも使えるように作られたのでそれが本来の使い方といえるのだが。
初音ミクで人気が出たことによりVOCALOID自体が有名となり、初代の「VOCALOID1」製品である「MEIKO」「KAITO」なども人気となった。
ほかにVOCALOID2シリーズとして「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」などがある。

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パルス波(パルスは)

オシレーターが発振する波形の種類の一つ。
矩形波と似た波形だが、波形の幅が矩形波とな異なる。
英語では「pulse wave」(パルスウェーブ)。
プラス時の幅とマイナス時の幅の比率をデューティー比といい、デューティー比が1対1(50%)のパルス波は矩形波と同一である。
デューティー比を50%から遠ざけるほどクセの強い音色となる。
アナログシンセなどではデューティー比は「pulse width」(パルスワイズ、またはパルスウィズ)で設定する。

パルス波

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パン

パンポットの略で、音の左右の定位のこと。
通常の音楽は左右2つのスピーカーで再生される(ステレオ)。
この左右から出る音のバランスにより左右の定位を作る。
またミキサーについている、音の左右を決めるツマミのことをパンという。

MIDIではコントロールチェンジ10番で定位を設定する。
値が0だと完全に左、64だと真ん中、127だと完全に右から音が出力される。

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半音(はんおん)

短音程

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バンド

楽曲を演奏する集団。
日本でバンドといえば4人組などのロックバンドをイメージすることが多いが、ビッグバンドなどの大人数編成のものもある。

3人または4人組みロックバンドの場合、編成は大体同じことが多い。
つまり「ドラム」「ベース」「ギター」「ボーカル」の4つである。
(3人組の場合はボーカル兼ギターや、ボーカル兼ベースなど)
なぜこの形式が多いのかはいろいろあると思うが、音楽的に言えばこの4つのパートでポピュラーミュージックに必要な要素が全て満たされる。
つまり音楽の三大要素である「リズム」は「ドラム」「ベース」、「ハーモニー」は「ギター」、「メロディー」は「ボーカル」にそれぞれ当てはまる。
これらの要素にギターを複数録音したり、キーボードなど他の楽器を加えることで楽曲に厚みを加えていく、というのがバンドサウンドによくある傾向である。
(この場合の「よくある」というのは否定的な意味ではなく、むしろ大衆から支持される(好まれる)のでよく使用されるという意味)

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ピアノロール

シーケンサーやDAW上でのMIDIの打ち込みに使用される画面のひとつ。
縦は音の高さを表し、横は時間軸を表す。
左部にはピアノの鍵盤が縦に表示されており、鍵盤の高さとピアノロール上で発音される音がそれぞれ対応している。

文章で書くとすごく分かりづらいが、実際見てみるとすぐにどういうものか分かる。

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ビート

リズムやリズム感を表す言葉。
一般にはドラムによるリズムを指すことが多い。

おそらく一般に最もなじみのあるものは8ビート(エイトビート)と思われる。
これは4/4拍子で八分音符を基準としたリズムで、ハイハットまたはライドシンバルで八分音符を刻み、2拍目と4拍目に、主にスネアドラムでアクセントをつける。
非常に多くの楽曲に使用されている。

同様に、16ビートは十六分音符を基準としたリズムで、ダンスミュージックやファンク・フュージョンでよく使われる。
4ビートは四分音符を基準としたリズムで、ジャズなどでよく使われる。

これらはあくまでリズムの基準なので、例えば8ビートの曲中で十六分音符は使われない、という意味ではない。
また16ビートの曲ではハイハットなどで十六分音符を刻まなければならないということではない。
ハイハットは八分音符刻みで、バスドラムの位置で16ビートのノリを出すこともよくある。

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歪み(ひずみ)

音が歪むこと、つまり音割れのこと。
機器の限界を超えて音を過大に入力、または増幅させることにより発生する。

昔は歪みはいかなる場合でも絶対に避けなければならないものとされてきたが、ギターサウンドを意図的に歪ませて作る「歪みサウンド」の登場により「格好いい歪み」が生まれた。
とはいっても現在でも意図しない歪みは要するにノイズなので避けるべきである。

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ピッチ

音の高低のこと、または音程のこと。
ボーカルなどで、本来の音程からわずかにすれることを「ピッチがずれている」などという。
MIDI音源では普通ピッチがずれることはないが、ピッチベンドを使用することによりずらすことが出来る。
これを使ってギターのチョーキングなどのピッチの変化を再現することが出来る。

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ピッチベンド

MIDIメッセージのひとつで、音程を変化させる。
ギターのチョーキングやストリングスのポルタメントなどを再現するときに使用する。

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ピッチベンドレンジ

MIDIでピッチベンドを使用するときに、どのくらい音程を変化させるかを決めるメッセージ。
単にベンドレンジや、ピッチベンドセンシティビティとも呼ばれる。
設定を12にした場合は、ピッチベンドを最大に掛けた場合に音程が一オクターブ変化する。
設定を2にした場合は、ピッチベンドを最大に掛けた場合に音程が全音変化する。

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ビット深度(ビットしんど)

アナログデータをデジタル化するとき、どれだけの精度で変換するかを決めるもの。
単位はビット(Bit)。
サンプリング周波数と似ているが、サンプリング周波数は横軸(時間軸)の精度を決めるもので、音域の精度に関係する。
ビット深度は縦軸の精度で、音量の精度に関係する。
一般的な音楽CDは16ビット。
音楽用DVDには24ビットのものもある。

極端にビットを落とすとザラザラした音質になり、これを利用した音作りの手法もある。

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ビットレート

音楽をMP3などの圧縮形式にするときに、1秒間にどれだけのデータ量にするかを示すもの。
単位はbps(bit per second)で、圧縮音楽の場合はkbps(k:キロ。1000倍を表す)を使う。
kbit/sと書く場合もあるが意味は同じ。
ビットレートが高いほど高音質になるが圧縮後のデータ容量は大きくなる。
反対にビットレートが低いほど低音質だが圧縮後のデータ容量は小さくなる。

ビットレートには可変ビットレート(VBR)と固定ビットレート(CBR)の2種類がある。
可変ビットレートはデータ量が多い箇所には高いビットレートを割り当て、データ量が少ない箇所には低いビットレートを割り当てるといった処理を自動的に行う。
固定ビットレートはそのような処理は行わず、常に同じビットレートを割り当てる方式。
同じファイルサイズなら固定ビットレートよりも可変ビットレートのほうが高品質となる。
しかしプレイヤーによっては可変ビットレートをサポートしていないものもあるので注意。

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ビブラート

音のピッチを細かく振るわせること。
音を長く伸ばす時によく使用される。
ギターやストリングス、歌唱など幅広く使用される技法。

MIDIでは、コントロールチェンジ1番のモジュレーションで振るわせる量を設定する。
振るわせるピッチの深さや速度など細かく設定するパラメーターが他にあるのだが、GMで定義されていないので使用音源によって設定の仕方が異なる。
設定すら出来ないものもある。

打ち込みで再現する際は気持ち大げさに設定したほうが良く聞こえる場合が多い。
もちろんやりすぎには注意。
楽譜上でビブラートをわざわざ指定していることは少ないので、どこにどれくらいビブラートを掛けるかは奏者になったつもりで決めよう。

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拍子(ひょうし)

いくつかの拍が一定のリズムで鳴らされるとき、そのかたまりのことを拍子という。
強く打つ拍(強拍)といくつかの弱く打つ拍(弱拍)を繰り返したとき、強拍から次の強拍までをひとつのまとまりとして感じる。
これが拍子である。
2拍子、3拍子、4拍子を単純拍子といい、それ以外には複合拍子と変拍子がある。
多くのポピュラーミュージックは4拍子か3拍子である。

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フィル

一定のパターンを繰り返す演奏で、単調にならないように楽曲のつなぎ目などで演奏に変化を付けること。
フィルインの略で「オカズ」とも呼ばれる。
主にドラムの演奏で使われる用語だが、ピアノやギターなどでも使われる。

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フィルター

エフェクターの一種で、入力された音の周波数特性を変化させる。
イコライザーとほぼ同義だが、主に音を削る目的(アナログシンセなど)で使われることが多い。

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フェーダー

ミキサーなどについているツマミのうち、縦または横の直線状にスライドさせて調整するもの。
フェーダーを下げることを「フェーダーを絞る」という。
フェーダーを徐々に上げていくことを「フェードイン」、徐々に下げていくことを「フェードアウト」といい、ここから楽曲で音量が次第に小さくなっていく終わり方をフェードアウトと呼ぶようになった。
フェードインで始まる楽曲も時々ある。

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フェードイン

徐々に音量を上げていくこと。
詳しくは→フェーダー

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フェードアウト

徐々に音量を下げていくこと。
詳しくは→フェーダー

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不協和音

和音のうち、濁った響きとなるもの。
ディミニッシュコードやオーギュメントコードなどよく使われるコードも不協和音に分類される。
音楽理論的に言えば協和音(不協和音とならない和音)はメジャーコードとマイナーコードのみである。

一般的には「聞くに堪えない不快な響き」という意味で使われることが多い。

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副三和音(ふくさんわおん)

ダイアトニックコードのうち、主要三和音の代理として使われるコード。
以下の図でいうと「ⅠM7・ⅣM7・Ⅴ7」が主要三和音、「Ⅱm7・Ⅲm7・Ⅵm7」が副三和音となる。

■Cダイアトニックコード
Cメジャースケール上の4和音

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プラグイン

あるソフトウェアに新たな機能を追加するもの。
使用するにはプラグインソフトのほかに、そのプラグイン規格に対応したホストアプリケーションが必要となる。

DTMでは主にDAWに対して新たにエフェクターやソフトシンセを追加する。
VST規格が一番有名でシェアも圧倒的に多い。
ほかにDX、RTAS、AUなどがある。

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ブラス

金管楽器のこと。
トランペットやホルン、チューバなど。
サックスは木管楽器なのでブラスではないのだが、「ブラス隊」などと一まとめにするときに一緒に含めることもある。
GMではプログラムチェンジ57~64番にブラス楽器が割り当てられている。

ブラスの合奏のことを「ブラスセクション」といい、DTMではこの意味で使われることが多い。
力強くきらびやかな印象があるので、ダンス系などの楽曲でよく使用される。

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フリーソフト

無料で使えるソフトウェアのこと。
有料であるシェアウェアに対してこう呼ばれる。
フリーウェア、フリーソフトウェアとも言う。
主に個人が趣味で作ったソフトや、販促のために有料ソフトの機能を限定したものなどがある。

今ではちょっとしたことなら全部フリーソフトでまかなえる。
DTM関連もフリーのシーケンサーやDAW、音源などが無料で手に入り、全部フリーソフトでやろうとすれば出来てしまうすごい時代。
しかしそれでプロと同じ音、というのは難しいので楽曲のクォリティを上げたいなら有料ソフトの購入も視野にいれよう。
(有料ソフトを買ったからといって当然それだけでクォリティはあがらない。技術も必要)

さらにネット上には無料のプラグイン(主にVSTプラグイン)が大量に公開されているのでこれらを活用しない手はない。
中には有料に引けを取らないものも多数ある。

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プリフェーダー

AUXに信号を送るとき、フェーダーで音量を調整する前に信号を送ること。
「プリ」とは英語の接頭語の「pre」で、「~の前部」などの意味。
AUXに送られる信号のセンドレベルはAUXのツマミ位置のみで決められ、トラックのフェーダー位置は関係しない。
フェーダーの後、つまりフェーダーの位置によりセンドレベルが変化する送り方をポストフェーダーという。
大抵のミキサー卓にはプリ/ポストの切り替えスイッチが付いている。

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プログラムチェンジ

MIDIメッセージのひとつで、音源の音色を設定する。
PCと略して表記することが多い。
PC1~PC128(機種によってはPC0~PC127)までの128段階があり、GMではそれぞれに128種類の楽器(音色)が割り当てられている。

プログラムチェンジだけでは128種類以上の音色を設定することは出来ないため、コントロールチェンジと組み合わせてさらに多くの音色を設定する機種もある。
「CC0・CC32・PC」の順に一まとめに送信することが多く、例えば

  • CC0 2
  • CC32 0
  • PC 10

といった具合に設定する。
この場合はプログラムチェンジ10番の拡張音色その2を指定しているが、このあたりの設定方法は音源によって変わるのでその音源のマニュアル参照のこと。

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プレートリバーブ

リバーブの種類のひとつ。
金属のプレートの振動を拾って残響音とする方式。
ルームリバーブやホールリバーブと比べると繊細でキメの細かい響きとなる。

音というのは振動で、通常は空気を振動させて人の耳に伝わるが、木材や金属などに振動を伝えることが出来る。
プレートリバーブは、非常に大きな鉄板の端に原音を伝えるためのユニットを設置して鉄板を振動させる。
反対の端には鉄板の振動拾って電気信号に変えるピックアップを設置し、この鉄板の振動音を残響音とする。
昔はスタジオに「リバーブルーム」と呼ばれる鉄板を設置する専用の防音室があったが、費用も掛かるので最近ではプレートリバーブをシミュレートしたデジタルリバーブなどを使用することが多い。

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分解能

MIDIの精度のこと。
bpqn(ビット・パー・クォーター・ノート:四分音符を何ビットで表すか)で表す。
ビットというのはコンピューターが扱うデータの最小単位のこと。
ビット数が多い(精度が高い)ほど発音のタイミングや音符の長さなどを正確に表すことが出来る。
MIDIでは最小単位をTickで表す。
分解能は480が一般的だが48、96、960などを分解能とする機材もある。
シーケンサーによっては自由に指定出来るものもある。

四分音符を480Tickとすると、八分音符は半分の240Tickとなる。
4/4拍子の曲だと一小節は四分音符4つ分なので1920Tickとなる。

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ベース

主に低音パートを担当する楽器。
アコースティックベースやエレキベースなど。
ポピュラーミュージックではコードのルート音を弾いていることが多い。
楽曲のリズムやノリにも強く影響するためドラムなどと共にリズム隊として分類されることが多い。

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ベースアンプ

エレキベースを接続し、音を増幅してスピーカーから出力する装置。
ギター用のアンプと役割としては同じで、ベースの音域がよく鳴るように作られている。
有名なメーカーに「Ampeg」「GALLIEN-KRUEGER」など。
ギターアンプを製造しているメーカーはベースアンプも製造していることが多い。

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ベースライン

用語というほどの言葉ではないが、ベースが奏でる演奏ラインのことをこう表現する。
ベースはコードのルート音を弾くことが多いのだが、それはあくまで基本であって奏者やアレンジャーのセンス次第で多様な演奏をさせることも可能である。
ベースラインが格好いいとそれだけで楽曲レベルがグッとあがる。
だが格好いいベースラインを奏でても一般的にはあまり意識されることは少なく、ベースが格好いいのではなく曲が格好いいと認識されることが多い、不遇な楽器。

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ヘ音記号(へおんきごう)

ヘ音(F、つまりファの音)を基準にした音部記号。
F clef(エフークレフ)ともいう。
ヘ音記号の形はアルファベットのFを変形したもの。
書くときはF音の位置の黒丸から書く。
低い音の楽器を記す際に用いられる。
ヘ音記号の音の高さは下図の通り。

■音部記号と音の高さ
音部記号と音の高さ

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ベタ打ち

MIDIで打ち込みをするとき、生演奏などのニュアンスを再現せずに打ち込むこと。
特にベロシティを全て一定にしているデータをこう呼ぶことが多い。
ベロシティをシーケンサーの初期設定のまま配置していくとベタ打ちになる。
「ベタ」とは「均一」を意味する言葉(ベタ塗り、ベタ凪など)。

通常楽器を演奏する際、弾く強さはバラバラになって当たり前で、むしろこれが人間的な演奏ニュアンスとなる。
また演奏の強弱により楽曲のリズムやノリを作るのが普通である。
しかしシーケンサーなどで打ち込むと完全に同じ強さで全ての音符を演奏することが可能となる。
楽譜上では同じ演奏でも、再生してみると実に機械的な演奏となって聞こえる。
あえて機械的な演奏をしているジャンルや楽曲もあるが、そうでない場合は出来るだけ人間的な演奏を再現しないと「打ち込みっぽい」と否定的に捉えられてしまう。

ベタ打ちから脱却するにはベロシティのほかにエクスプレッションやノートの発音タイミング、ビブラートなどを生演奏っぽく打ち込む必要がある。
楽器が演奏できないと生演奏っぽくするのに苦労すると思うが、たとえ弾けなくても弾けるつもりになって、自分が奏者になったつもりでニュアンスをつけていくといい。

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ベロシティ

打ち込み時に、楽器を演奏するときの音を弾く強さを表す。
ピアノなら打鍵する強さ、ギターならピックを弾く強さ。
「velocity」は「速さ」という意味で、速く振り下ろせば自然に強く弾くことになる。
(早弾きとはまた意味が違う)
通常はベロシティ値が大きいほど発音される音量も大きくなる。

打ち込みではベロシティの設定が重要で、特にドラムなどの打楽器では上手く設定しないとノリが悪くなったり演奏が機械的になったりする。

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ベロシティスイッチ

MIDI音源に搭載されている機能のひとつで、ベロシティの強弱によって発音されるサンプルを切り替えること。
ベロシティレイヤーともいう。
これにより同じ楽器でも、強く弾いた時と弱く弾いた時との音色の違いを再現することが出来る。
MIDIは128段階で音の強弱を表すので理論上はひとつの音に最高で128個サンプルを配置できるが、普通は数個程度のサンプルで対応している。
サンプルの数が少ないと、切り替わった音同士があまりに違いすぎて変な音になるということもありえる。

音源によっては、たとえばごく強いベロシティ(125以上など)に特殊な奏法のサンプルを収録し、キースイッチに対応していなくても擬似的に複数の奏法の収録を実現している。

■ベロシティスイッチの例
ベロシティスイッチ

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ボイス

声のこと。
ボイスパーカッションなどのボイス。

DTM用語ではMIDI音源の発音数を表す。
通常はひとつの音を発音すると1ボイスとなるが、内部的に2つ以上の音を合成している音色の場合はひとつで2つ以上のボイス数となることもある。
1ボイスの音を発音することを「1ボイス消費する」という。
MIDI音源には最大同時発音数が設定されていることが多く、これは実際の音数ではなくボイス数で表している。
最大同時発音数が64の音源の場合、64ボイスまで同時に発音が出来るということを表している。

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ボーカル

楽曲のメインメロディを人が歌唱すること。
またその歌い手。
メインメロディ以外を人が歌う場合はコーラスと呼ばれる。
ボーカル曲のことを歌モノという。
ボーカル以外のパートをオケやバックという。
楽曲にボーカルがなく楽器の演奏のみの場合はインストと呼ばれる。

とにかく一番目立つパートで、J-Popではほとんどの曲がボーカル曲といっていい。
一番目立つということは一番重要ということで、ボーカル次第ですばらしい楽曲でもがっかりクォリティになってしまうこともある。
プロレベルではこういうことはない…はずなのだがときどき見受けられる。

打ち込みオンリーでは再現することが出来ないので歌モノを作りたいときは自分で歌うか、誰か歌い手を起用するか、VOCALOIDなどの特殊なソフトを使用するしかない。

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ホストアプリケーション

単体で起動可能で、プラグインソフトなどが動作する基盤となるソフトのこと。
DTMでは、VSTプラグインなどを使用するときにプラグインの動作元となるDAWを指す。
VSTプラグインが動作するDAWは「VSTホスト」と呼ぶ。

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ポストフェーダー

AUXに信号を送るとき、フェーダーで音量を調整した後に信号を送ること。
「ポスト」とは英語の接頭語の「post」で、「~の後」などの意味。
AUXに送られる信号のセンドレベルはAUXのツマミの位置と、トラックのフェーダーの位置の両方で決められる。
AUXのツマミを全開にしていても、トラックフェーダーを絞りきっていればAUXに信号は送られない。
フェーダーの前、つまりフェーダーの位置がセンドレベルに関係しない送り方をプリフェーダーという。
大抵のミキサー卓にはプリ/ポストの切り替えスイッチが付いている。

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ポルタメント

演奏技法のひとつで、ある音から音程の違う別の音へと演奏がつながるとき、音程を滑らかに変化させながらつなぐこと。
バイオリンなどの弦楽器やトロンボーンなどでよく使われる。

MIDIではコントロールチェンジを使用してオン/オフの切り替えが出来、主にシンセ系の音色で使われる。
GMではCC65にオン/オフが割り当てられており、値が64以上はオン、63以下はオフとなる。
CC5にはポルタメント時の音程変化の速さが割り当てられており、値が大きいほどゆっくりと変化する。
CC84には音程を開始する音程の設定が割り当てられており、値の0~127はノートナンバーの0~127に対応する。

打ち込みでバイオリンなどのポルタメント奏法を再現をする場合はポルタメントメッセージではなくピッチベンドで再現したほうが良いと思う。

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