二章まとめ

シーケンサー、DAW

音楽作成ソフトの種類で、DTMには必須のもの。
シーケンサーは、主にMIDIデータの打ち込みや編集をするソフト。
DAWは、シーケンサーの機能に加えてオーディオの録音、編集などが出来る。

「波形編集ソフト」という音楽ソフトもあるが、これはDTM用途ではあまり使用されない。

MIDI

MIDIとはMIDI音源やシーケンサーなど、MIDI対応機器同士で情報をやり取りするための規格。
情報とは具体的に「ドレミ」などの音符に関する情報だけでなく、音量や左右の定位、MIDI音源に搭載されているエフェクターの設定などの音源の設定に関する情報など様々。
各シーケンサーで保存されたMIDIファイルはそのシーケンサーでしか読み込むことが出来ないが、スタンダードMIDIファイル(SMF)という形式で保存すればどのシーケンサーでも読み込みが可能になる。

GM

GM(General MIDI)とは、MIDI規格の拡張規格。
GM音源は「16パート同時演奏」「最大同時発音数24音」「128種類の決められた音色とその並び順」などが保証されている。
これらは最低でも満たしていなければならない条件なので、大抵の音源は独自に音色数や最大同時発音数などが拡張されている。

MIDIではパートのことをチャンネルという。
チャンネル1はピアノ、チャンネル2はベース、といった具合に各チャンネルに楽器を振り分け、それらを同時に演奏することで曲を作っていく。
各チャンネルに何の楽器を割り当てるかはユーザーの自由だが、GMではチャンネル10はドラムセットと決められており、通常のチャンネルとは扱いが異なる。
また複数のパートを同時演奏できる音源をマルチティンバー音源という。

音色の種類などはここに書くと膨大になるのでWikipediaのGeneral MIDIのページを参照のこと。
(というかGMについてもっと詳しく書かれてます)

また当サイトの中級者講座のGM音源の楽器知識で、GM音源に収録されている音色について解説しています。

VST

VSTとはDAWに新たな機能を追加するための規格。
新たな機能を追加すること、またその形式のことをプラグインという。

エフェクターの場合は単純にVSTまたはVSTエフェクト(VSTfx)、音源の場合はVSTインストゥルメント(VSTi)と呼ぶ。

VST規格以外にもプラグインの規格があるが、VSTがもっとも普及している。