三章まとめ

三章はDominoを使って実際に打ち込みをしてみました。
作ったのは「かえるのうた」というとても単純なものですが、今までの作業には打ち込みの基本的な事がつまっています。

音を出したいタイミングの場所に、出したい高さの音符を置き、出したい長さに調節する。
音色はプログラムチェンジで、音の強さはベロシティで、そのほかの音の設定はコントロールチェンジで設定。
これらの作業を繰り返して一曲を作り上げていきます。
あと説明していないコントロール方法はピッチベンドくらいです。

操作を覚えるためにもっとパート数を増やしたり、2番、3番と作ってみたり自分なりにいろいろいじってみてください。
余裕があればロック調やバラード調などにアレンジしてみてください。
操作自体は今までの知識だけで出来ます。

ちなみに曲のテンポは以下の手順で変更できます。

■Dominoでのテンポの変更手順
Dominoでのテンポの変更手順

「Conductor」というのは曲のテンポや拍子などを設定するための特別なトラックで、通常のMIDIチャンネルとはちょっと違う扱いとなっています。
「Tempo」の数値を変更すれば曲のテンポが変わります。
「挿入」メニューから「テンポ」を選択すればいくらでもテンポの指示は増やせますので、曲の途中でテンポを変更することもできます。

「コンダクター」は指揮者という意味で、曲のテンポや拍子を設定します。

このサイトはあくまでもDTM全般を扱うので、これ以上詳しくDominoの使い方は解説しません。
Dominoには様々な便利な機能がありますので、詳しくはDomino付属のヘルプファイル(取扱説明書)を読んだり、「Domino 使い方」あたりを検索ワードにして検索したりしてみてください。
きっと有益な情報が得られます。
(Dominoの「取扱説明書」はDominoの解凍フォルダ内の「Manual」フォルダ内にあります)
例えば、今までは一音一音マウスで打ち込んできましたが、コピー&ペーストをマスターすれば同じパターンやフレーズがある場合は入力の手間を大幅に減らせます。

また、Dominoの公式?のFAQもあります。
よくある質問とその解答 - Takabo Soft Wiki*

音がしょぼいという不満があるかと思いますが、今はMIDIの基礎を勉強するためだと割り切って下さい。
しょぼいMIDI音源でも、基本が出来ていれば音楽としてはそれなりに聞けるものが作れます。
逆に言えば高級な音源を使っても、基本がボロボロだと音楽としてはまずいものとなります。

どうしても音のしょぼさに我慢できないという人は、MSGSの代わりにYAMAHA S-YXG50というソフト音源を使用すると、多少はマシになります。
こちらのWikiに詳しくまとめられているので、導入したい人は参考にしてみてください。
S-YXG50 - MuseWiki
多少パソコンの知識があればインストール出来ると思います。
導入後、MIDIの出力先の設定をMSGSから「S-YXG50」に変更してください。
ただしVistaでは動作不可のようです。

その他、サウンドフォントを使えば結構いい音で鳴らすことができますが…。
その前にDAW(とソフトシンセ)を使った方法を勉強したほうがいいと思うので、当サイトではサウンドフォントはとりあえず扱わないことにします。

シーケンサーを使って簡単なMIDIの打ち込みが出来るようになれば、DTM超初心者は卒業です。
ここまで出来れば後はどんどん応用していくだけです。
次からのDTM初心者編では音楽そのものの知識の勉強や、DTM環境の強化をしていきます。