Synth1の導入

Synth1とはアナログシンセと呼ばれる音源で、かなり有名なフリーのVSTiです。
とても良く出来ていて、アナログシンセが分かる人ならこれ一つでかなりの音作りが出来ます。
動作も安定しているので、VSTiの導入の練習として、Reaperに導入してみましょう。

少し補足説明をすると、今まで使っていたMSGSは「PCM音源」と呼ばれる音源方式で(たぶん)、簡単に言えば生楽器を録音したものを素材にして音を出す方式です。
(MSGSは動作、容量を軽くするためにデータ圧縮しまくっているため音が悪い)
アナログシンセは音を一から自分で作る方式の音源です。
「ポー」とか「ブー」とかの単純な音をいろいろ加工して、いわゆるシンセ的な音色を作ります。
「Synth1」には最初から様々な音色データ(プリセットという)が入っているので、アナログシンセが分からなくてもいろいろと音が出せます。

Synth1のダウンロード&インストール

以下のサイトにアクセスします。
http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/
Synth1の作者は日本人で、サイトも日本語ですので迷うことはないと思います。
一番新しいバージョン選び、デスクトップなど自分のわかりやすいところにダウンロードしてください。
サイトにはインストール方法なども日本語で書かれていますので合わせて読んでおいてください。

ダウンロードしたファイルはZIPで圧縮されていますので解凍してください。
その後、管理しやすいようにフォルダを移動させます。

今回は「C:\Program Files\Synth1」フォルダに移動させます。
(64BitOSの人は「C:\Program Files (x86)\Synth1」に移動してください。)
移動させたら、フォルダ内にある「initsettings.exe」を実行します。
これはSynth1を初期化するためのツールで、今手動で移動させたSynth1フォルダの場所をシステムに登録するためのものです。

Synth1のインストール1

出てきたメッセージにはそのまま「はい」をクリックをすればOKです。

次に、フォルダ内にある「Synth1 VST.dll」を適切なフォルダに移動させます。
この「Synth1 VST.dll」がSynth1の本体です。
Synth1に限らず、VSTプラグインファイルはこの「○○.dll」というDLLファイルが本体です。

VSTプラグインはひとつのフォルダにまとめて管理するのが基本です。
「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」というフォルダを新たに作り、そこにVSTプラグインファイルをまとめることにします。
Steinbergとは、VST規格を作った会社の名前です。
このフォルダを指定してインストールするVSTプラグインがときどきあるので、最初からこの名前にしておきます。
(64BitOSの人は「C:\Program Files (x86)\」以下に作成してください。)

Synth1のインストール2

「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」を作成したら、その中に「Synth1 VST.dll」をポイっと放り込みます。
今後新しくVSTプラグインを導入するときも、この「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」フォルダにファイルを移動させます。
インストーラーが付属しているVSTプラグインの場合、VSTプラグインのインストール先はこの「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」を指定してください。

Synth1のインストール3

以上でSynth1のインストールは終了です。
次にReaper側での設定をするのですが、この「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」の場所を覚えておいてください。

インストールを手軽に済ませたい場合は、Reaperをインストールしたフォルダにある「Plugins」フォルダ内に先ほどのdllファイルを移動させるだけでもOKです。
その場合、以下のReaperの設定は必要ありません。

Reaperの設定

次にReaperでの設定です。
Reaperを起動し、設定画面を開いてください。

Reaper設定

設定画面の左メニューで「FX Prug-ins」を選択します。

右側の設定画面の中段の「追加」をクリックし、先ほどの「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」フォルダを選択します。
左のテキストボックスに「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」と表示されたら、すぐ下にある「キャッシュをクリアし、ディレクトリを再検索」をクリックします。

Synth1のインストール4

以上でReaperのVSTプラグインの設定は終了です。
すぐ下に「buggyVST互換性重視モード」という設定項目がありますが、Reaperで上手く動作しないVSTプラグインがある場合、このチェックをオンにすることで動作することがあります。
上手くいかないプラグインがある場合、この設定を試してみてください。

Synth1を使ってみる

では実際にSynth1を使ってみましょう。
前ページと同じように、Reaperのデモソングを開いてください。

開けたら、トラック3の「fx」ボタンをクリックして、エフェクターの設定を開きます。

Reaper Fxの設定

エフェクターの設定画面の左側、3つプラグインがインサートされていますが、これら3つ全てを削除してください。

Synth1を使う1

ちゃんと3つ全部削除してください。
でないと爆音が鳴ってしまいます。

削除したら、隣の「追加」ボタンをクリックします。

Synth1を使う2

するとこのようなウィンドウが開きます。
これはReaperで使用可能なエフェクターの一覧表示です。

Synth1を使う3

この中からSynth1を探すわけですが、たくさんありすぎて良く分からないので、左側の「VSTi」を選択します。
するとVSTiだけに絞り込んで表示されますので、その中から「VSTi: Synth1 VSTi(Daichi)」を選択します。

Synth1を使う4

するとこのように「Synth1」の画面が表示されます。

Synth1を使う4

最初に使われていたシンセはツマミが3つしかないシンプルなものでしたが、Synth1はしっかりとしたユーザーインターフェイスが用意されています。
(これが普通ですが)

無事Synth1をインサート出来たら、右上の×ボタンをクリックしてエフェクターの設定画面を閉じてください。
そして、デモソングを再生します。

Synth1を使う5

メインメロディの音色が変化したのがわかったでしょうか。

Synth1にはあらかじめ128種類の音色が搭載されています。
(プリセットサウンドという)
Synth1の設定画面で、以下のボタンをクリックすると音色が変わりますので、試してみてください。

Synth1を使う6

VSTiの導入の説明をするために定番シンセと言われるSynth1を導入しました。
このSynth1は、アナログシンセを理解していないと扱うのは難しいので、プリセットサウンドを選んで使うくらいの使い方でOKです。
またSynth1のユーザーインターフェイス上で行った操作はReaperを保存するとReaperのプロジェクトファイル(○○.rpp)に一緒に保存されます。
Reaperの保存ファイルを開くと自動的に前回の設定がそのまま再現されます。

VSTiに限らず通常のVSTプラグイン(VSTエフェクト)を新たに導入する場合も、Reaperで設定した「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins」にプラグインファイル本体(拡張子「.dll」)を移動させてください。

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