MIDIデータのオーディオ化とミキシング

今までのDTM講座の内容を実践していけば、そこそこMIDIの打ち込みが出来て、DAWやシーケンサー上で音楽を鳴らす事ができるようになっていると思います。
しかしDAW上で音楽の再生が出来ても、それを正常に聞くことが出来るのは自分だけです。

DominoやDAWのシーケンサー機能で書き出ししたMIDIファイルを他人に渡しても、受け取った人が同じMIDI音源を持っていないとまともに再生できません。
音源を持っていたとしても、パソコン以外の環境で再生することはほぼ不可能です。
CD等にするならWAVやAIFF、インターネットで配信するならMP3等のオーディオデータにする必要があります。

MIDIファイルをオーディオデータにする最も簡単な方法は、パソコンのイヤホンジャック(オーディオ出力端子)からMP3レコーダー等に接続して直接録音する方法です。
もしくは、パソコン上で再生されている音をそのまま録音しオーディオデータにするソフトもあります。
iTunesなんかは独自のMIDI音源を使用してMIDIを手軽にオーディオ変換することができます。
(ただしQuickTimeが別途必要、QuickTimeで正常に再生されるMIDIデータを作る必要がある)

このような方法でMIDIをオーディオファイル化しても構わないのですが、出来るだけ質の高い音源を作るためにはミキシング作業が不可欠です。
ミキシング次第では別物といえるほどの差が出ます。

一般的なDAWであればMIDIをオーディオデータにする方法が用意されています。
DAWによって操作方法は異なるのですが、当サイトではReaper(v0.999)での手順を説明します。
操作方法は異っていても、どのDAWでもほぼ同じ流れでミキシングします。

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