打ち込みとDTM音源

前ページではDTMに必要なものを説明しました。
この中でイメージがしづらいものといえば「DTM音源」ではないでしょうか。

DTM音源は「外部から指示された通りに音を出す」ための機械(またはソフトウェア)です。
「MIDI音源」や「音源モジュール」とも呼ばれます。

例えば「ピアノの音で真ん中のドの音を出せ」と指示すると、音源が指示通りに「ピアノの音で真ん中のド」の音を出します。
DTM音源の役割は基本的にこれだけです。

単音だけでなく、「ドとミとソの音を同時に出せ」と指示するとCコードと呼ばれる「和音」が鳴ります。
音源にはピアノだけでなくギターやベース、ドラムなど様々な楽器の音が入っているので、これらを組み合わせて音楽を作っていくわけです。

ただしどういった楽器の音色が収録されているかは音源によって異なります。
例えば「GM音源」と呼ばれる音源は最低でも128種類以上の楽器(音色)とドラムキットが収録されています。
逆に、ピアノ専用音源、ドラム専用音源などもあります。
(専用音源のほうが質が良い傾向はあります)

では音源に演奏の指示を出すには?
それがDTMソフトの仕事です。
「DTMソフトを使って演奏の指示を書いていく」作業を打ち込みといいます。
言い換えると打ち込みとは「DTM音源が理解できる形の楽譜を作る」ということになります。
そうして作られた楽譜は「MIDIデータ」と言います。

楽譜といっても音楽の教科書に載っているような五線譜ではなく、各DTMソフトには視覚的にわかりやすい画面が用意されていますので、楽譜が読めなくても大丈夫です。
ソフトによっては五線譜で打ち込みが出来るものもありますし、打ち込んだMIDIデータを本当の楽譜(五線譜)で表示することもできます。

DTMによる音楽制作の流れ

まとめると、

  • DTMソフトからDTM音源に対して演奏の指示が出される
  • 音源は指示された通りに音を発音する
  • 音源にはピアノやギターなど様々な楽器の音色が収録されている
  • この指示を組み合わせて一つの楽曲を作る

言葉で説明すると分かりにくいかもしれませんが、難しいことではありません。
ピアノの自動演奏やオルゴールのように、あらかじめ指示された通りに音源が音を出します。
その指示を作っていくのが打ち込みによる基本的な音楽制作の手法です。