おすすめ有料DAW
おすすめな有料DAWをいくつか紹介します。
製品の詳細な仕様等はリンク先のメーカーサイトで確認してください。
各ソフトウェアのバージョンアップに伴い説明内容と一致しなくなる可能性があります。
Steinberg Cubase
https://www.steinberg.net/ja/cubase/
古くからあり、人気の高いDAWです。
Cubaseの開発元はASIOとVST規格を開発した会社なので、これらへの対応はもっとも良いと言われています。
プロにも愛用者が多く、機能的には申し分ありません。
特に上位版ならば機能不足で困ることはまずないと言っていいです。
プラグインエフェクターやソフトシンセも一通りそろっており、すぐに作曲や音楽編集を始めることができます。
オーディオ素材も多数用意されています。
上位版には高度なピッチ補正機能やMIDI編集機能が搭載されています。
上位グレード(Pro)、中位グレード(Artist)、下位グレード(Elements)の3種類のラインナップとなっています。
オーディオインターフェイス等にバンドルされる機能限定版(LE、AI)もあります。
Windows、Mac対応。
Rewireマスターに対応。
各グレードの機能比較表はこちら
https://www.steinberg.net/ja/cubase/features/
Cakewalk SONAR
SONARは販売終了し、「Cakewalk by BandLab」という無料DAWとして公開されました。
このソフトの使い方は九章 無料のDAW「Cakewalk」で解説しています。
以下の情報は古い物ですが、一応残しておきます。
http://tascam.jp/product/sonar/overview/
これも古くからありユーザー数が多いDAWです。
多くの機能を搭載しており、機能不足に悩まされることはありません。
384kHz/64bitやDSDフォーマットに対応するなど、珍しい機能もあります。
上位グレードにはかなり使えるソフトシンセが付属します。
オーディオ素材も多数用意されています。
上位グレード(PLATINUM)、中位グレード(PROFESSIONAL)、下位グレード(ARTIST)の3種類のラインナップ。
オーディオインターフェイス等にバンドルされる機能限定版もあります。
Windows版のみ。
Rewireマスターに対応。
各グレードの機能比較表はこちら
http://tascam.jp/product/sonar/specifications/
Ableton Live
https://www.ableton.com/ja/live/
ループ素材駆使して音楽を作るスタイルのDAWです。
直観的な操作性でやりたいことがすぐに実現できると評価されています。
オーディオ素材は最初からたくさん用意されており、素材のテンポは曲(DAW)のテンポに自動で調整されます。
もちろん普通のDAWと同じようにMIDIの打ち込みでの作曲も可能です。
上位・中位グレードにはAudioデータを解析してMIDIデータにしてしまうという「Audio to MIDI 機能」が搭載されています。
単音のオーディオデータだけでなく、ハーモニーやドラム音源までもMIDIに変換可能です。
変換したMIDIデータはそのまま付属のソフトシンセで演奏したり、編集して別のフレーズを作りだす事が可能です。
上位グレード(Suite)、中位グレード(Standard)、下位グレード(Intro)の3種類のラインナップ。
オーディオインターフェイス等にバンドルされる機能限定版もあります。
Suiteの機能を30日使える体験版も用意されています。
Windows、Macに対応。
Rewireマスター、スレーブに対応。
各グレードの機能比較表はこちら
https://www.ableton.com/ja/live/feature-comparison/
Image-Line FL Studio
https://www.image-line.com/flstudio/
FL Studioもループミュージックの作成に特化したDAWです。
ステップシーケンサーで自分でシーケンスパターンを作り、作成したパターンを自由に並べ替え、シンセなどを重ねていくのがメインとなります。
ほかのDAWのようにピアノロールでの打ち込みも可能です。
価格が安めで、体験版も用意されています。
ただ、英語表記のみで日本語表記に対応していないのがちょっと残念。
現在はWindows版のみですが、Macではベータ版がリリースされています。
Rewireマスター、スレーブに対応。
日本語wiki
https://w.atwiki.jp/flstudio2/
上記wikiより、グレードによる機能比較
https://w.atwiki.jp/flstudio2/pages/13.html
Avid Pro Tools
https://www.avid.com/ja/pro-tools
パソコンによるオーディオ録音/編集の黎明期から存在するDAWで、多くの音楽スタジオに導入されています。
上位版は専用のハードウェアとセットで使われ、パソコン(CPU)に負荷を掛けずに様々な処理が出来るのが特徴です。
ただし非常に高価なので、個人が買うならば専用のハードウェアを用いないグレードになるでしょう。
パソコンの機能が低かった当時では大きなアドバンテージがありましたが、現在ではパソコンの高機能化が進んでいるのでCPUでの処理でも十分となっています。
現在でも多くのスタジオで使用されていますが、ほかのDAWに移行するスタジオもあります。
Pro Toolsを導入しているスタジオを使用する人は、自宅用DAWにもPro Toolsを選ぶとデータのやり取りがスムーズになるでしょう。
プラグイン形式は独自のものとなっており、ほぼPro Tools専用となっています。
VSTプラグインは専用のソフトウェアアダプターを導入することで対応します。
機能限定版となりますが、無料で使えるPro Tools Firstグレードが存在します。
まだ発表された段階のようでダウンロードはできませんでしたが、メールアドレスを登録することでリリースされると通知してくれるようです。
これはどちらかというと体験版的な位置づけで、ファイルの保存方法など無料で使い続けるにはちょっと制限が厳しいようです。
Windows、Mac対応。
Rewireマスターに対応。
各グレードの機能比較表はこちら
https://www.avid.com/ja/pro-tools/comparison
Internet ABILITY(Singer Song Writer)
http://www.ssw.co.jp/products/ability/
Singer Song Writerは初心者向けDTMソフトと紹介されることが多いDAWです。
バージョン10を最後に一新し、ABILITYが後継となりました。
Singer Song Writerのほうが名前が有名なので両方載せています。
なお、初心者向けDTMソフトの位置づけとしては現在でも「Singer Song Writer Lite」が存在します。
Singer Song Writerの時代から五線譜による入力をメインとして作られており、それもABILITYに引き継がれています。
五線譜表示/入力機能が搭載されているDAWはほかにもありますが、Singer Song Writerがもっとも優れていると言われています。
(本格的な楽譜作成ソフトには劣ります)
もちろんピアノロール入力も可能です。
鼻歌作曲という、マイクで歌った通りにMIDIデータが作成される機能があります。
たしかに便利かもしれませんが、きっちり音程を取って歌わないとズレてしまうので、個人的にはMIDIキーボードで打ち込みしたほうが効率的かと思います。
上位グレード(Pro)と下位グレード(無印)の2種類があります。
Rewireマスター、スレーブ対応。
機能比較表はこちら
https://www.ssw.co.jp/products/ability2/compare/
Singer Song Writerシリーズのバージョンはややこしいので以下のサポートページを参考にしてください。
https://www2.ssw.co.jp/support2/contents/spec/compare/abilityssw/index.html
Apple Logic Pro
https://www.apple.com/jp/logic-pro/
Mac専用のDAWです。
他のDAWに比べてかなり価格が安めとなっています。
安くても機能的にはほかの高価なDAWに劣りません。
プラグインエフェクトやソフトシンセ、オーディオ素材なども豊富に用意されています。
Logicも古くからあるDAWでWindows版とMac版とで展開されていたのですが、現在はApple純正ソフトとなっておりMac版のみが提供されています。
ダウンロード販売のみで、アプリによりiPadでの使用も可能です。
また多くのDAWにある上位グレード、下位グレードなどはなく一種類のみとなっています。
Rewireマスター、スレーブに対応。