曲を分析する前に

前ページのプレイヤーで曲を再生してみましたか?
曲のタイトルに「VST」とあったとおり、この曲の音源には複数のVSTインストゥルメントを使用しました。
同じ曲をMSGSで再生してみるとどうなるでしょうか。
サンプル曲のMIDIファイルを用意しました。

サンプル曲 MIDI

適当なところにダウンロード後、ダブルクリックするとメディアプレイヤー等が立ち上がりMIDIをMSGSで聴くことが出来ます。
(ダウンロード出来ない場合は右クリック→対象をファイルに保存とか名前をつけてリンク先を保存とかを選択。
通常クリックだとブラウザ付属のMIDIプラグインで再生されてしまうことがあります。)
再生して5秒間くらいは音が鳴りません。
これは最初に音源の設定等が入っていて、実際の演奏データはその後に入っているためです。
大体のMIDIファイルは最初にこのような設定データが入っているので、再生後数秒は音が鳴りません。

さて、再生してみてどうでしょうか。
最初に聞いたのとまた違った印象だと思います。
使用したMIDIデータは全く同じで、ただ音源を変えただけです。

MIDIファイルに含まれるのは演奏データだけですから、再生する音源を変えるだけでまた違って聞こえます。
MSGSは音はしょぼいですが、一応ちゃんと曲として聴くことは出来たと思います。
(一応MSGSでも再生出来るように作ったためです)

ちなみに同じMIDIデータを「SC-8850」というローランド社のMIDI音源で再生するとこうなります。

■サンプル曲 Midnight_Blue_8850

どうですか?
とてもジャスコっぽいですね。
実は上のMIDIデータ作成時にはこの音源を使用しました。
音源は大事ですが、それよりも大事なのは各楽器の役割を考えることと、打ち込み技術です。
元のデータさえきちんと作れられていれば、(GM対応音源なら)音の良し悪しはあれど曲としてちゃんと成り立ちます。

もう一度最初に聞いたVST音源版と比較してみてください。

■サンプル曲 Midnight_Blue_VST